幸せになるための最もシンプルなルール
成功哲学や引き寄せの法則でも古くからいわれてきた、この世で最もシンプルな法則があります。
ーー「自分が与えたものが自分に返ってくる」。
生きている限り、私たちはこの一番シンプルかつ強力な法則に則って生活をしています。
ここで、普段の自分の生活を思い出してみましょう。いつも自分はどんなものを周りの世界に与えているでしょうか? こまめに気をつかうことができる人は、同じように周りの人にも親切にされていることでしょう。人や自然に癒しを与えている人は日々の生活で小さな感動を見つけることが得意で、たくさんの癒しに囲まれて生きていることでしょう。多くの人に夢を与えている人は、同じように自分の夢をとても大切にしている人でしょう。
幸せになるために難しく考えなくても、自分が普段から素敵なものを誰かや何かに与えていれば、私たちは自然に豊かになることができるのです。もしも現状に不満があるのであれば、人や環境を変えようとするのではなく、まずは小さなことから与えていきましょう。
それは日々の生活でできること。でも忘れがちなこと
具体的な方法としては、誰もが知っている有名人や社長が掃除好きだという話はよく聞きますね。掃除は人の心を気持ち良くさせることなので、とてもパワフルな「与える行為」です。それから、「お金に苦しいときほど寄付をすると良い」ーーこれも古くからいわれていることですが、とても有効です。お金が欲しいときこそ与える、そうすればちゃんと返ってくるのです。寄付でなくても、お金を使うときに感謝の気持ちを込めることが大切です。
最も大切なことは、何をするにも感謝の心を込める、ということです。なぜならば、私たち人間は感謝されることが一番幸せだからです。誰かの小さな親切にきちんと感謝できていますか? 目の前に運ばれた料理に対して当然と思っていないでしょうか。自分が着ている洋服はどうやって作られたか知っている人はどれほどいるでしょうか?
先進国に住む私たち日本人は何不自由なく暮らし、モノやサービスに対してどこか当然と思っている節があると私は感じています。ですが実際は、多くの人や動物や自然の犠牲の上に私たちの生活は成り立っています。そのことに対し罪悪感を感じながら生きるべきだとは思いません。まずは、自分を取り囲む全ての現象は、誰かのおかげであることを知り、感謝することから始めましょう。
与えたものを受け取る。
私たちは誰もが日々の感謝を忘れずに生きていくことで、大きな感謝をされる立場になることができるのです。周りで支えてくれる人たちや目の前の食事に心からのありがとうを伝えましょう。それは巡り巡って自分に返ってきて、自分を幸せにしてくれます。感謝をたくさんすることが幸せへの一番の近道なのです。こう考えると、とってもわくわくしませんか?