2013年はエシカルファッションにとって良いこともありましたが、悪いこともありました。なるべく良い面に目を向けながら2013年を振り返ってみる、その後編です! 前編はコチラから!
7月 July
失敗! 中国のブルージーンズ工場の秘密!
貧困をなくすために活動するイギリスの団体「War on Want」が7月に公開した中国のデニム工場のレポート。同団体は広東省にある6つのデニム加工工場(この6カ所だけで世界で販売されるデニムの半数を占めるのだそう)の複数工員にインタビューを行い、その「息苦しい」環境を明らかにしました。
8月 August
失敗! 英大手スポーツ洋品店・Sports Directで労動搾取が発覚
The Guardian紙が、英大手スポーツ洋品店・Sports Directの悲惨な労動環境を暴露。スタッフの9割が休暇も疾病手当などもなく、週に何時間働いているのかも分からないほど働いていることが明らかになりました。
9月 September
失敗! バングラデシュの労組指導者がロンドンファッションウィークに乗り込み
バングラデシュの労組指導者がロンドンファッションウィークの初日に渡英し、イギリス労働組合会議で工員の生活賃金を保証するよう訴えかけました。ラナプラザビル倒壊事故以降、改善に取り組む企業とその姿勢がまだまだ足りないことを訴えたようです。
10月 October
成長! スコットランド国教会がエシカルファッションの波に登場!
スコットランド国教会が小売企業に問いかけをするキャンペーンを始動。ハイストリートブランドの企業に厳しい質問を投げかけました。
11月 November
失敗! Greenpeaceの出した要望を突っぱねた企業が……
国際環境保護と国際平和を促進するNGO・GREENPEACE INTERNATIONALは、「デトックス」としてスポーツブランドに有害物質の排出ゼロ・「デトックス」訴えてきました。しかし、その訴えに当初は応じていたはずが、結局応じなかった企業があることを発表しました。
12月 December
成長! 「市民の目」投票でGAPが「残念賞」を受賞!
「The Public Eye Awards」は、市民が企業を見つめ、責任ある営利活動を行っているか市民が選出・表彰するアワード。その残念賞にGAPが選ばれました。独立した安全点検を実施し公的な報告書を作成すること、必要な修理や改修の実施、ブランドと小売業者はそれらにかかる費用を負担する責任などを求める「Bangladesh Safety Accord(バングラデシュ安全協定)」への調印を拒否したことが受賞理由となっています。
成長! となったのは12のうち6つ。一進一退の一年だったといえるのではないでしょうか。あなたはどう評価しますか? 2014年もエシカルの波を進めていきましょう!