エシカルなクリエーションで活躍するみなさんの「好きなもの」をご紹介するまったり企画。第2回目はエチオピアで生まれるラグジュアリーなアクセサリーブランド「andu amet（アンドゥ・アメット）」の鮫島弘子さんに聞いてみました！
「andu amet」代表兼デザイナー鮫島弘子さん（IMAGE: Fragments）
―― 一日のうち、最も好きな時間は？
深夜から明け方にかけて。一番インスピレーションが降りてくる時間です。
―― 朝一番最初にすることは？
二度寝……朝は苦手です……。
―― 一番好きな本は？
好きな本を絞るのって難しいけど、いまの仕事に関係するところで挙げると「ブルー・セーター――引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語 」「文庫 銃・病原菌・鉄 ーー1万3000年にわたる人類史の謎 」「熊から王へ 」の3冊。
「ブルーセーター」は起業直前に出会いました。著者のジャクリーンさんに「Enjoy “your ”journey」という言葉を頂き、背中を押されました。「銃・病原菌・鉄」は、なぜ今日のような南北経済格差ができたのか、という学校でも教えてもらえなかった問いの答えが書かれた本。アフリカの発展が遅れているのが、決して彼らの能力が低いからでないことが分かります。「熊から王へ」は、これからの人と動物との共存のあり方など、エシカルレザーブランドとして今後どういう道に進んでいくべきかを考えるうえでのバイブルとなっています。
―― 一番好きな音楽は？
bjorkは、ソロになる前のザ・シュガーキューブスの頃からいまに至るまで、一番好きなアーティストですね。あと、エチオピアの歌姫 GiGi（ジジ）も大好きです。
―― 一番好きな画家は？
学生時代は現代美術を専攻していたこともあり、アートは自分にとって日常の一部。部屋にはオキーフの花の絵とティンガティンガ（タンザニアのペインティング）のキリンの絵、それと友だちが描いてくれたドローイングが飾ってあります。エネルギーを感じさせてくれるようなパワフルな作品にひかれます。
―― 「私、コレはちょっとマニアです」を教えてください。
エチオピアやアフリカの伝統的なファッションや化粧などに興味があって、仕事とは別にコツコツ研究しています。いつか皆さんにもご紹介したいです。
―― 今日が地球最後の日だとして、誰と何を食べたい？
好きな食べ物はホタルイカの塩辛と日本酒だけど、地球最後の日も普段どおり仕事して過ごしている気がします（笑）。
―― ふだん着る服はどこで買うことが多いですか？
母や祖母、友人から譲りうけたもの、古着屋さんで買ったもの、そのほか名もないブランドのものなど。新しいものをどんどん買うということはしなくて、人から譲り受けたものや古着屋さんで買ったものなどを何年も大切に着ることが多いです。今日の服（写真上）は「EDUN」のもの。エシカルブランドの中では「EDUN」を着ることが多いですね。ここ一番！ のときに着る服もしかりです。
―― 尊敬する同性はどなたですか？
ココ・シャネル。ひとつの時代を切り開いた女性だと思います。
―― 2週間お休みがあったらしたいこと・行きたいところは？
アフリカの国々を回りたいです。アフリカのファッションについて個人的に研究しています。これまでもアフリカの国は10カ国近く訪れたましたが、広すぎるし深すぎるし、全然足りない！
アフリカのナイル川！ もっともっと見て回りたい！（IMAGE: 鮫島弘子さん）
―― 好きな乗り物は？
車酔いしない乗り物。自転車とか新幹線とか。
―― 一番好きな場所は？
やっぱり、自宅。世界中を飛び回っているけれど、好きなものをたくさん並べた自宅はやっぱり一番ほっとします（笑）。
