褐色肌の女性たちが文字どおり、飛び出して踊りだした。それが2014年春夏プレタポルテ・パリコレクションでの「Rick Owens（リック・オーウェンス）」のショーだった。「Rick Owens」がこのショーで伝えたかったものーー多様な魅力を持つ個々の女性への賛辞かもしれない。
【引用元：Fashion Bomb Daily】
「パリコレ」のランウェイといえば世界最高峰のモデルたち、つまり身長180cmで体重50キロほどのスーパースレンダーボディを誇るモデルたちの舞台だ。最近ではアジア系・アフリカ系のモデルたちも増えてきたが、やはり中心を担うのはコーカサス系のモデルたち。その現状を踏まえて活動家・Bethann Hardisonが、「人種差別につながっている」と指摘する手紙をが4大コレクション宛に送って話題になったのは記憶に新しい。
画一化したランウェイ上の女性像に対し疑問を投げかける議論が白熱しつつあるいま、「Rick Owens」はさらにその議論を進める試みに勝負を掛けた。さまざまな肌色の、さまざまな体型の女性が最新の服に身を包み、ランウェイを席巻した。登場したのは、アメリカ・ニューヨークで活躍するダンスチーム「Step With Momentum」の面々。
Fashion Bomb Dailyが公開するインスタグラムからも見ることができる。会場は最後、拍手喝采で終わったという。Fashion Bomb Dailyは「我々はみな、とても楽しんだ。革新的な服の見せ方だったし、間違いなく今回のパリコレで最もエキサイティングなショーだった。リックがリアルな女性像をランウェイで見せたことに大いに喜びを感じる」と締めくくっている。
→Fashion Bomb Dailyの記事を読む Rick Owens Uses Dance Team, Step With Momentum, To Model His Spring 2014 Show →Fashion Bomb Dailyの画像をもっと見る http://instagram.com/fashionbombdaily 参考参照：Rick Owens Uses Dance Team, Step With Momentum, To Model His Spring 2014 Show
