途上国の社会的課題の解決に結びつく商品の販路開拓を通じ、異文化理解による世界平和の実現を目指すNPO法人ポレポレは、元難民のカンボジアの女性社会起業家チャンタ・ヌグワンが立ち上げたNGO ストゥントゥレン・ウィメンズ・ディベロップメント・センター(以下 SWDC)による手織りシルクスカーフブランド「Mekong Blue(メコンブルー)」の輸入販売を2013年4月8日(月)より開始する。
SWDCは、500名以上のカンボジアの読み書きのできない女性と、その子どもたちを支援してきたNGO。読み書きのできない女性は、例えばマニュアルを読むことができないなどのため、就労が難しい。SWDCでは、機織りのトレーニングを通じ彼女たちの雇用創出に取り組んできたという。シルクスカーフの売上は、職人の方への識字教育や、子どもたちが学校に通うために必要なお金や物品の支援、託児所の運営など労働環境の整備に使われる。
「Mekong Blue」のカンボジア手織りシルク製品は全て手織り。1枚のスカーフですら絹糸を織り機に通し終えるまで少なくとも2週間かかる。さらに織り始めて完成するまで1~2週間かかり、複雑な模様であれば1カ月以上かかる場合もある。優雅で高貴な輝きは、ゴールデンシルクという希少な繭から生み出される。表現したい色に染めるまで3年かかった絹糸もあるほどで、熱帯らしい鮮やかな彩りが特徴。ユネスコの手工芸部門で優秀賞を受賞した。価格帯は15,000~18,000円(税抜)を予定しており、オフィシャルサイトから購入が可能。