2013年2月6日、ソロモン諸島のサンタクルーズ島近辺でM8の地震と津波が発生。その影響で10人の方が亡くなり、津波の被害を受けた住宅は合わせて700棟にのぼり、3,329人が被災した。
さる2007年、同様の地震と津波がウエスタン州地域で発生。ソロモン諸島を応援する有志による震災復興支援プロジェクトとして、「ソロモン・リリーフ」が発足された。ソロモンに関与している日本人が集結し、日本救援衣料センターの協力を得て衣服の配布や販売を行う「カレコ(※)・プロジェクト」を中心とした支援活動を行った。また、故郷が被災した在日ソロモン人も被災地を廻って衣料配布、防災に関する啓蒙活動、物資支援等を行った。(※:カレコ=現地の言語で「衣服」の意)
現在、ソロモン産フェアトレードはちみつを使用した化粧品「L’ala Solomon」の開発に携わるNGO「APSD」では、マライタ州を中心に村落開発支援を行なっているという。
今回の地震では、現地の赤十字やソロモン諸島 国家災害管理局、JICAと連携。さらに日本救済衣料センターの協力を得て、3月に衣料を送ることが決定したという。被災地に衣料を届けるとともに、首都のホニアラで「ソロモン・リリーフ2013 カレコ・プロジェクト」を実施する予定だという。日本国内でも、同NGOが事務局として支援の呼びかけ、被災地救済のための支援金募金を行っている。「今回のプロジェクトも前回同様に、ソロモンを応援する日本人の方々が垣根を超え、協力しながら被災地への支援を行いたい」と、APSD担当者は話している。
コメントを投稿するにはログインしてください。