7月5日に開催された、The EcoChic Design Award 2012。香港ファッションウィーク中に開催されるエコファッションショーで、今年2回目を迎えました。
エコファッション教育に力を入れるNGO・REDRESSによる半年のエコファッションコースを履修したデザイナーが応募することができます。テーマは、「Reconstruction(再構築)、Zero Waste(ゴミ・ゼロ)、Upcycle(アップサイクル)」。アジアの若手デザイナーに対し、モダンでお洒落なファッションアイテムを、できる限りゴミを出さないかたちでデザインすることを課題として渡しています。
その作品がすごい!
最優秀賞を受賞したAngus Tsuiさん。
彼の応募時のエコデザイン作品と、イメージボード。
ファイナリストの一人、Grayer Tsangさんの作品。彼は、ファイナルに向け、このようにコメントしていました。
ファッション産業が生み出している膨大なゴミの量に疑問を感じていました。今回、このコンペティションに参加できて心から嬉しいです。
学生最優秀賞のKelvin Wanさん。
彼の応募作品もすてき!
2011年の受賞者もOB/OG(Alumini)部門であらためて作品を発表。Yuri Manさんが同部門を制しました。
ELLE HONGKONGの編集長や香港の人気デザイナー、モデルも終結し、大盛り上がりだった様子。主催者であるNGO・REDRESSのCEO、Christina Deanさんはこのように語ります。
中国は世界のテキスタイルのうち、およそ40%を生産し、アパレル品ですと、30%を生産しています。この国にいると、ファッションが与える環境破壊というものが、あまりにも身近なのです。
制約があるからこそ難しいエコデザイン。しかし、その制約を超えて着る人に一歩を促させるのがデザイナーのように感じます。アジアはただファッションで盛り上がっているわけではないようです! これからも期待!
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