ロシアでも初の本格的なエコファッションショーが開催されました。会場はモスクワ大学のBotanical Apothecary’s Garden。6月の初頭を飾ったようです。ロシアのニュースをまとめ配信するウェブサイト・Russia Beyond the Headlinesの記事をご紹介します。
商談展示会というスタイルで運営され、緑茶の試飲会、縫い物やビーズ刺繍のお稽古会と、エコデザイナーによるランウェイショーというコンテンツ。展示発表された服は天然素材の使用やリユース・リデュース・リサイクルの3Rに基づきデザインされたものだそうです。
ことの始まりは、ロシアの環境活動団体・ECAが1年半前に、パートナー団体と開催したエコファッションの週末イベント『Go Green！』。これが好評だったため、継続した環境問題への関心を集めるべく、2010年にショー開催の専任チームを発足したのだといいます。その時点ですでに45の連邦構成主体から協力があったそうですが、同団体は全国で植林イベントを毎年行うなど、これまでにも積極的に活動を進めていたのが功を奏したようです。
主催チームのリーダー・Marina Kokorinaさんは、「毎年開催して、独自のブランド力をつけたい。今年のショーは終わってしまったけれど、ワークショップやカンファレンス、ミニ・ファッションショーなどを開催して来年の開催に向けて活動していきたいわ」と、話しているそう。また、ファッションショーの目的はロシア国内で唯一無二のエコファッションプラットフォームを作ること。それにより、無名・有名問わずファッションデザイナーがエコファッションを発表できる機会を創出すること、とも。
当日、参加者は即売会場でハンドメイドジュエリーやガラス細工、エコなデザイナーズファッションアイテムを購入して楽しんだそう。デザイナーのEkaterina Shchukinaさんは、フェルト製のファーで作ったコレクションを発表。Alina Belousovaさんは、使用済みのパソコンやラジオなどのデジタル機器の部品を用い、ユニークなジュエリーを披露しました。
出典：Russian Eco Fashion Week held in Moscow for the first time, Russia Beyond the Headlines
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