『エシカルファッションを取り入れる』って、実際どうすればいいの？ エコなものじゃなきゃだめ？ オーガニックじゃなきゃだめ？ ――そんな疑問を持つ方も少なくないのでは？
いえいえ、エシカルなおしゃれって実はすごく簡単、「100％エシカル」じゃなくていいんです！ いつものワードローブにちょっと視点をプラスして、60％くらいの力かげんで十分。
実際にエシカルファッションをデイリーに楽しむ、オーガニック&フェアトレードのレディースブランド「INHEELS」の共同設立者・YUKAさんの1カ月のスタイルを毎日ご紹介！
DAY8 エシカル交「友」会、行ってきました！
本日は朝からまた家で仕事。新しいプリンターやら電話機やらが届き、だんだん我が家もオフィスっぽくなってきました。ちなみに家電で必要なものは新品で買いました。もちろん、まだ使えるものはそのまま持ってきて使用し、いらなくなくなった電子レンジは姉の友人に引き継がれていきました。
うーん…いろんな新しい「モノ」を受け取って、配線なんかをしていると「人が一人生きていくのにこんなにもいろんなモノが必要なの？」と正直疑問に思ってしまうこともあります。全部、必要なものであることはそうなのだけれど……。
そして夜はアイリッシュパブで、エシカルファッションを推進する団体「Ethical Fashion Japan」主催のエシカル交「友」会。エシカルをなんとか盛り上げようとしている関係者たちの集いです。同じ「エシカル」という潮流に同じタイミングで「次はこれだ！」と目を付けた人々の集い。エシカルファミリーのみなさんとは、似た志を持つせいか、仲間のような感覚があります。
本日はこんな感じ。パートナーの大山、初登場！ けんかするほど仲が良い私たちです（笑）。
髪は、電力を消費して（笑）巻きました。……たまにはね！
緑のトップスも、これ自体はエシカルではないのだけれど、「INHEELS」のサンプル用に作ったもの。最終的にはオーガニックコットンとバンブーミックスの生地を使い、同じ型のものを6月から発売します。上の写真ではあまり見えませんが、ベルトも同じく「INHEELS」のもの。このベルトのためだけに動物を殺さないよう、食肉副産物の革を使っています。なめしの工程でも、環境負荷の高いクロムの代わりにベジタブルタニングという手法を使っています。
実はこれ、ヒップ、ウエスト、アンダーバストに付けられる3wayの優れモノベルト。 調子に乗って（笑）付け方をデモンストレーションしているところです。黒いパンツはチャリティショップ「TRAID」のもの。確かこれは、私が着ない服を寄付しに行ったその足で新しく買ってしまったもの（といっても2ポンドくらいですが）。
店員さんとは、
――私「せっかく寄付してクローゼット整理したのにまた買っちゃ意味ないのかしら」
――店員さん「ほら、こうやってモノがゴミにならずに循環していくことに意味があるんじゃない？」
――私「そっか」
という会話があったことを覚えています。
ぎらんぎらんのネックレスは「Environmental Justice Foundation」を退職するときにプレゼントされたもの。かなりハードコアエコ（笑）な人々。プレゼントももちろんエシカル。これは80年代のヴィンテージだそうです。靴はエシカルではありませ～ん。
そして大山編！
チェックのかわいいジャケットは大山がロンドンで勤めていた「Anonymous」というブランドのもの。質が良いのに捨てられる運命だったジャケットを救出したようです。しかも実は、その捨てられる理由が「ボタンが取れたから」だったらしいです……（驚）！！！！（だったら付ければいいのに）
チェックのジャケットとばっちり合っている緑のベルトはエシカルスタイリスト・Lucy Harveyのもの。中のキャミは「INHEELS」の『Abiキャミ』。オーガニックコットンとバンブーをミックスした素材をフェアトレード縫製で仕上げました。首の後ろのひもがT字になっていてなぜかセクシー。
それにしてもエシカル会ではまた刺激的な人々に会えて大満足でした！
