【連載】INHEELS・Yukaの60%エシカルライフ 30Days!【全26回】

60%Ethical Life! Day7 執念みたいなもの

A Picture of $name INHEELS YUKA 2012. 5. 17

『エシカルファッションを取り入れる』って、実際どうすればいいの? エコなものじゃなきゃだめ? オーガニックじゃなきゃだめ? ――そんな疑問を持つ方も少なくないのでは?

いえいえ、エシカルなおしゃれって実はすごく簡単、「100%エシカル」じゃなくていいんです! いつものワードローブにちょっと視点をプラスして、60%くらいの力かげんで十分。

実際にエシカルファッションをデイリーに楽しむ、オーガニック&フェアトレードのレディースブランド「INHEELS」の共同設立者・YUKAさんの1カ月のスタイルを毎日ご紹介!

DAY7 執念みたいなもの

今日は1日自宅作業。訳あって今日は大物のみなさんにメールしていたので、なんだか疲れました。どれだけ大物かというと、一人ノーベル平和賞受賞者入ってます!!! 返信が来たら奇跡!

やはり自宅で仕事をする利点は、仕事をしながら家のいろんな作業ができるところ(悪いところでもありますが)。本日のサイドプロジェクトは、サイドテーブルのペンキ塗り。


シミ予防のサングラスは特にエシカルではありません。ただしシャツは、エシカルスタイリスト・Lucy Harveyのコレクションを放出したチャリティセールで買いました。袖がベルばらのオスカルみたいにふわっとしています。

そしてお馴染みクラッシュジーンズは、ロンドン新生活の初任給で買ったもの。Tシャツ売りをしていたときには段ボールを持とうと膝を曲げた瞬間にびりっとやぶれたり、はたまた履くときにつま先が穴に引っかかったり(そして一人で転ぶ……)と、どんどんクラッシュ度が増していっていますが、まだまだ履きます。あまりにも見苦しくなったら、きっと縫い合わせるかパッチワークしてまた履くでしょう。

ちなみにこのサイドテーブルは、私が高校卒業まで育った千葉県の家で使われずに放置されていたもの。生まれたときからある気がしますが、それを母が送ってくれました。思い切って塗ってしまいます。ペンキを塗り、乾くまで仕事し、2度塗りし、乾くまで仕事し、乾いたらやすりをかけてアンティークっぽくしてみました。

我ながら、かわいい……。

放置されていたものが完全復活。新たな資源を使わない(これもエシカル)って、なんだかこういう『執念みたいなもの』なんじゃないかと思いました。安くて新しいものが周りに出回っていると、「まぁいいや。新しいのを買おう」となりがちですが、実はいまあるモノをこういう『執念』で使い回していけば、相当な資源の節約になりますもんね。

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