【連載】INHEELS・Yukaの60%エシカルライフ 30Days!【全26回】

60%Ethical Life! Day11 Katharine Hamnettの思い出

A Picture of $name INHEELS YUKA 2012. 5. 21

『エシカルファッションを取り入れる』って、実際どうすればいいの? エコなものじゃなきゃだめ? オーガニックじゃなきゃだめ? ――そんな疑問を持つ方も少なくないのでは?

いえいえ、エシカルなおしゃれって実はすごく簡単、「100%エシカル」じゃなくていいんです! いつものワードローブにちょっと視点をプラスして、60%くらいの力かげんで十分。

実際にエシカルファッションをデイリーに楽しむ、オーガニック&フェアトレードのレディースブランド「INHEELS」の共同設立者・YUKAさんの1カ月のスタイルを毎日ご紹介!

DAY11 KATHARINE HAMNETTとの思い出

本日も、ローンチパーティーの準備等。もうすぐ「INHEELS」が世に出ると思うと感無量です。いろいろと初めての作業が多くて大変ですが、それも醍醐味。

なんだか今日はちゃきちゃきの元気っぽいコーデになっていたので、ノリでさらにノリノリの「KATHARINE HAMNETT」の「SAVE THE FUTURE」シャツを持ってみました。この「SAVE THE FUTURE」シャツは、ロンドンで働いていた「Environmental Justice Foundation(EJF)」が「KATHARINE HAMNETT」とコラボして作ったTシャツ。フェアトレード&オーガニックコットン、ついでにTシャツ工場の電力は100%風力発電です。

ちなみにロンドンでは「KATHARINE HAMNETT」や「Vivienne Westwood」、「Stella McCartney」といった超一流デザイナーがエシカルファッションを積極的に支持して(というか、彼女たちの理念に組み込んで)います。この「KATHARINE HAMNETT」Tシャツはその後「EJF」と「H&M」のコラボにもつながり、ロンドン目抜き通りOxford Streetの「H&M」の店舗、お店に入って真ん前のど真ん中のマネキンがこのシャツを着ているのを見て、「EJF」の同僚・キャットと大喜びした思い出があります(超限定ですが「INHEELS」が6月にオープンしたら少しだけ販売する予定です)。

ついでにもう一歩思い出を掘り下げると、このシャツのサンプルを持って「KATHARINE HAMNETT」のオフィスに行ったらキャサリン本人がいて、次のショーのサングラス選びをしていて(!)、”Hello”と言ったら私より低い声で目も見ず”Hello”と返され震え上がった覚えがあります……。すごいオーラ。

そういえば、この「H&M」とのコラボ話つながりで誘われたロンドンの「H&M」オフィス(受付の天井はお城にショッキングピンクの照明、というなんともおしゃれ&豪華な場所でした)での「着ない服交換会」。そこで頂いたのがこのネオンイエローのタンクトップです。正直「ど」ファストファッションの「H&M」がサステイナビリティに関してどれだけ真剣なのか、私は懐疑的に感じています。サステイナビリティ担当の人たちとも会ったけれど、結局本気なのかは分かりませんでした。いくらオーガニックコットンを使っても、大量消費・大量廃棄が前提の「H&M」のビジネスモデルとサステイナビリティは相入れるのでしょうか? うーん。

帽子はもう5年くらい持っているもの。特にエシカルではありませんが。靴も特にエシカルではありません。ネックレスはBerwick Streetという道の閉店セールでの掘り出し物。レギンスはお馴染み、チャリティショップ「TRAID」にて。

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