BIOを知り、日常の中に少し取り入れてみると、身の回りのケミカルで工業的なものも、違った角度から見えて、あらためて理解できたりします。
自分自身の中に新しいモノの見方、価値観が生まれる感覚は心地良い! だから、BIOは、ラッキーなこと!
「BIO is LUCKY!」では、BIOでラッキーな情報をご紹介していきます。
2016年6月末から8日間、ドイツ・オーストリアへ視察の旅に行ってきました。
さまざまな場所を訪ねた今回の視察でも、もちろんBIO HOTEL®へ。第3弾は、BIO HOTEL®の「いま」をお届けします。
ビオホテル協会事務局長・Ludwig Gruber氏へのインタビュー
毎回、訪問する度に、恒例になっているLudwig Gruber(ルードヴィッヒ・グル-バー)氏とのハイキング・セッション。
インスブルックの緑道、渓谷を歩きながら、今回もいろいろと会話をしましたが、印象的なお話がいくつもありました。
いくつかご紹介します。
オーストリア・チロル地方だけで、約20,000軒の宿泊施設があり、それぞれ広告やマーケティングは重要と心得て、費用もかけているそう。
競争は激化しているが、「旅先でもBIOの食事を食べたい。少量でもいいので、BIOの食材を味わいたい。気持ち良い室内・館内環境で過ごしたい」というゲストは増えている。BIOホテルのコンセプトは優位であるといえる。
と、話す同氏。
また、ヨーロッパのビオホテル協会でも、コスメティックのガイドラインを整備し、導入できたのは2006年。食べ物や飲料より、7年も遅れてのことだったそう。
BIO HOTEL®にCO2の削減課題があっても、ゲストがストレスに感じることは全くなく、目に見えないもの、触れないもの、生きている以上排出してしまうものだからこそ、地球環境のために、意識して向き合うことが大切である。
と、同氏は続けます。
2013年5月に立ち上がった一般社団法人日本ビオホテル協会は、ちょうど丸3年。
現在、長野県北安曇郡の「八寿恵荘」、福島県須賀川市の「おとぎの宿 米屋」という2軒が、日本のBIO HOTEL®認証の宿です。
Gruber氏は言います。
日本は、BIO/オーガニックの市場がまだまだ小さく、流通体制も整っていない中、とてもたいへんだと思う。それでも、これからの未来に必ず必要なこと。持続可能な社会づくりのための取り組みをしているのだから、未来は明るい。応援します。頑張ってください。
日本に大きなエールをもらった気持ちでした。
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